こんにちは。
okkeiです。
YouTubeを観ていたら、面白い技術があることを知りました。
今日は、地球の環境に優しく、資源の有効活用につながるSDGsの取り組みに関して書いていきます。
参照元:https://www.unic.or.jp/files/sdg_poster_ja_2021.jpg
【SDGsの8つの目標】
目標1.貧困をなくそう
目標2.飢餓をゼロに
目標3.すべての人に健康と福祉を
目標4.質の高い教育をみんなに
目標5.ジェンダー平等を実現しよう
目標6.安全な水とトイレを世界中に
今回▶ 目標7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
目標8.働きがいも経済成長も
SDGsの取り組みにも繋がる新しい技術というのが、二酸化炭素を活用して、コンクリートを作るというものです。技術革新が進む中、二酸化炭素の課題は世界的なものとなっています。
どうして二酸化炭素が世界的な課題の一つになっているのか。
それは、二酸化炭素は温室効果ガスの一つであり、大気中の太陽からの熱を吸収し、地球の表面に戻す働きを持っているためです。北極の氷が解けて、海面の上昇が進んでいることは、ご存じの方が多いと思います。その他にも、雨の降らない場所で洪水が起きるなどの異常現象だったり、日本では夏になると、「今年は、過去最高気温になるでしょう。」というニュースをよく聞きます。
一定の量の温室効果ガスは地球の温度を維持するのに重要ですが、人間活動によって増加したCO2濃度が過剰な温室効果を引き起こし、地球の気温が上昇する原因となっていることが分かります。
今回、ご紹介したい二酸化炭素を固定化してコンクリートをつくる時に再利用するということを知った時、二酸化炭素は空気なのに、どうしてそこから硬いコンクリートができるのか謎でした。
とても凄い技術です。
これを実現に向けて動かれているのが、株式会社アイシンです。アイシンは、自動車部品、エネルギー・住生活関連製品の製造販売などを実施している企業です。
どのように二酸化炭素を固定化して再利用しようとしているのかというと
CO2とカルシウムを反応させて「炭酸カルシウム」を生成し、固定化する技術です。鉄鋼所からのスラグや、セメント業界から出た廃コンクリートの粉末を水などの液体に入れると、原料からカルシウムが溶け出します。この溶液に工場から出たCO2を吹き込むことで炭酸カルシウムを生成。CO2を炭酸カルシウムとして固定化し、利活用しようという考えです。
参照元:https://www.aisin.com/jp/aithink/innovation/blog/006076.html
参照元:https://www.aisin.com/jp/aithink/innovation/blog/006076.html
コンクリートは、車道だけでなく、柱をつくる時、鉄筋コンクリートのビルや家をつくる時など様々なところで使われています。その時に使うコンクリートに、二酸化炭素を有効活用できるのであれば、かなり大きな影響であると推測できます。
こういった二酸化炭素を再利用して大気中のCO2排出を抑制する取り組みは、経済産業省でも「カーボンリサイクル」として推奨しています。こういった活動は、世界中で実施されており特にヨーロッパの基準は、日本よりもだいぶ高いです。
その他にも二酸化炭素を有効活用する方法としては、植物の力を借りることです。
小学校でも習いましたが、植物は日中、太陽が出ていて光合成をしている時は、二酸化炭素を吸収して、酸素を排出してくれます。
夜など光合成していない時は、逆に酸素を吸収して二酸化炭素を排出します。
そのため、植物だけで今の世界の二酸化炭素の課題を解決できるかというと、解決できません。夜に二酸化炭素を排出するためというよりも、世界の人々が排出する二酸化炭素の量が桁違いに多いためです。
ただ。森林など植物を育てることは、自然で暮らす動物たちの保護にもつながるため、とても大切な取り組みです。
まとめ
二酸化炭素の課題への取り組みについて、株式会社アイシンが二酸化炭素を固定化する技術を進めている。そういった企業の努力だけに頼るのではなく、自分たちもできることを実施していくことが大切だと感じています。
その上で、ただ二酸化炭素を減らすという目の前のことだけに目を向けるのではなく、
自分なりの目的が必要だと思います。
例えば、「将来の子供たちのために豊かな地球の環境を残したい」など。こういう綺麗な理由でなくても、自分がこのために頑張れるという理由であれば何でも良いと思います。
目的を明確にして決めることは、仕事でも人間関係を向上する上でも役に立ちます。
ぜひ、目的を明確にした上でSDGsに繋がる行動を今日から始めてみませんか。
最後までお読みいただきありがとうございました。