こんにちは。okkeiです。
僕には、10年付き合いがあり、なんでも話せる仲の早瀬渉くんという友達がいます。
出会った頃は、お互い20代前半。早瀬くんは、当時からロレックスの時計を付けていたので、最初は「お金持ちなのかな?」と思ってましたが、聞いてみたら、心温まるエピソードがありました。
今日は、そのエピソードと、後々、早瀬くんと僕が大きく変わるきっかけになる社長さんとの出会いを紹介します。
早瀬くんが、20歳になったある日のこと。大学から戻ったら、両親から話があるといわれたそうです。普段、そんなにかしこまって話すこともないので、少し緊張する早瀬くん。
両親から通帳を渡され、中をみると数十万の預金がありました。
「いったい何があったんだろう!」気になった僕は、早瀬くんに話を聞いてみると、数年前に他界したお祖父ちゃんが、退職金を孫に残してくれたんだそうです。
お祖父ちゃんからご両親に「子供たちの学費として渡して使いなさい。」と渡されたものなので、子供に渡すことなく、使ってもよかったお金です。
でも、早瀬くんのご両親は、そのお金を使わずに、20歳になった早瀬くんに事情を伝え、「大切に使いなさい。」と渡しました。
早瀬くんは、考えます。
「普通に生活費で使ったら、最初は感謝するかもしれないけど、数年たったらその気持ちも薄れる。お祖父ちゃんの想いをいつでも思い出せるよう何か、いつも身につけられるものはないか。」
「アクセサリー?時計?」
アクセサリーは、なんか少し違和感。時計だったら、いつも身につけられるし、見るたびに、お祖父ちゃんのことを思い出して力が湧く!、そして大切にメンテナンスすれば自分の子供や孫にも引き継げるということで、時計にしたそうです。
ブランド力も欲しかったので、候補は、カルティエ、オメガ、ロレックスに絞りました。
みんな良い時計なのですが、実際お店で時計をつけた結果、一番しっくりきたのが「ロレックス」だったそうです。
今では、祖母も他界しているので、お祖父ちゃんとお祖母ちゃんの形見として、時計をつけているとのこと。
そんな大切な時計をつけて、毎日仕事を頑張っていた早瀬くんですが、30歳も近づいた頃、将来のことで行き詰ります。
「オレ、この先どうしたいんだろう。。。今の会社にずっといたいわけでもない。かといってやりたいことがあるわけでもない。」
その度に、時計のことを思い出して奮起していたそうです。
それでも、どうしていいかわからなくなったとき、Yさんに出会い、相談にのってもらったそうです。
早瀬くんから「Yさんは、セレクトショップなど法人2社の経営をされ多方面でご活躍されている経営者なんだよ。」と教えてもらいました。そして、僕も同じように将来のことで悩んでいた時期だったので、早瀬くんと一緒に何度かお話をする機会をもらいました。
早瀬くんは、Yさんに相談して、今のお給料や好きなこと、やりたいことから将来のこと考えていたけど、一番初めに目標を決めることが大切だと気が付いたそうです。
ただ目標を決めたのは良いけど、上手くいく自信がない!
それでも早瀬くんは一歩踏み出すことにしました。そして、たくさん失敗や小さな成功体験をして気が付いたそうです。
「Yさんは、上手くいく自信があったとから一歩踏み出したわけではなくではなく、きっと、何もないときから、結果をつくったときの自分を想像し、どんな選択をするか考え、努力を積み重ねてきたんだ。」
早瀬くんは、今でも時計を大切にして、お祖父ちゃんやお祖母ちゃんのように、自分の子供や孫に、何か大切なものを残すんだ!と毎日頑張ってます。
僕も、自分のことだけじゃなく、周りの人の役にたてるように視野を拡げていきます。